相続で揉めない予防策ってあるのかとお思いでしょうが、実はあります。
但し、予防策ですから、相続開始前(死ぬ前)の話です。
それは、みんななかよくすることです。
「そんなこと、当たり前だ!」とお思いでしょうが、みなさんのお子様、お子様同士、親、兄弟姉妹や親戚・・・と、良い関係を保っていらっしゃいますか?
特に、疎遠になっているお子様はいらっしゃいませんか。
昔は、お盆や正月には家族一同集まって、みんな元気でやっていることを報告し合っておりました。
話しているなかで、はっきりと話題にのぼる事は無いまでも、親の相続に対する考え方がわかることがあります。
「この家は行く行くはお前のものになるし・・・」「この店はお前に任せて、俺は隠居でも・・・」とか、冗談とも本気ともとれるような話を話したり聞いたりしませんか?
昨今は、お盆や正月にはレジャー施設や旅行にと忙しく、親子同士、お子様同士が顔を合わす機会が減っているように思います。
これでは親の相続に対する考え方がわからないままです。
今後、相続開始後(死んだ後)に、いくら遺言書があったとしても、そのとき初めて子は親の考えや思いを知ることになり、驚くことになります。